Exchange Server を強制的に削除して、再構築する(その1)

Exchange2007を動かしていたWindowsServer2008が挙動不審になってしまったため、WindowsServer2008R2 + Exchange2010の構成で再構築をしています。

本来であれば、現在のExchange2007が動いている環境を残した状態で別サーバーを立てて環境を移行するのが本筋なんですが、Exchange2007の管理コンソールが正常に作動しないため、データの移行ができませんでした。(もしかしたら管理シェルから操作したら動いたかもしれませんが、やっていません。)そうこうしているうちにあとから構築したExchange2010側からもExchange2007側で動いているはずのIISが見つからないというエラーを返し始めて、管理コンソールにアクセスできなくなってしまいましたので、現環境を破棄してWindowsServer2008R2のクリーンインストールをして環境を再構築することに決定。

幸い、クライアント側のOutlookからはExchange2007に接続できるので、メール、スケジュールなどのデータを個人用データファイル(*.pst)に待避させます。キャッシュファイル(*.ost)があるからといって、安心していると後で少し大変な思いをします。Exchangeに接続できなくてデータのバックアップができないときはキャッシュファイル(*.ost)からデータをサルベージするしかないんですけどね。

ただ、使用ユーザが少なければいいのですが、ユーザが多いと骨の折れる作業かもしれません。サーバ上のメールボックスのフォルダを待避させておいて、再構築したExchangeから、データをインポートできるかは、いろいろと調べましたが、どこにも情報が載っていませんでした。(情報がないということは、たぶんできないんだろうな。)

データが無事バックアップできれば、クライアントのOutlookからExchangeへの接続を切り離しておきます。Outlookを起動させての作業はできないので、コントロールパネル内のメールから「メール設定」を起動させて作業します。

Exchangeが直接外部メールを受信するようになっている場合は、作業開始前に別のメールサーバを確保しておくのがよいかと思います。

これでネットワークからExchangeが動いているサーバを切り離しても問題ありません。

が、ExchangeはActive Directoryと密接に連携して動いているので、Active Directory上に設定がまるまる残っていて、次、Exchangeをインストールするときにエラーを返してきます。Exchange2003からExchange2007へ移行したときもこのことに気がつかず、最終的にActive Directoryの再構築までやった経験があります。

Active DirectoryからExchange 関連オブジェクトを直接削除します。

  1. ドメインコントローラー上で「ファイル名を指定して実行」でadsiedit.mscを指定して、ADSIエディタ(ADSIEdit)を起動する。
    ファイル名を指定して実行

  2. メニュー「操作」から「接続」を指定すると「接続の設定」ダイアログが起動します。
  3. 接続ポイントの「既知の名前つきコンテキストを選択する」のラジオボタンが選択された状態でリストボックスが「既定の名前付きコンテキスト」になっていることを確認してOKボタンを押す。
  4. 左ペインのツリーを展開すると中央ペイン上に項目が表示される。
  5. その中の「OU=Microsoft Exchange Srcurity Groups」「CN=Microsoft Exchange System Object」を選択しマウス右クリックのメニューから削除を選択する。
  6. 確認のダイアログが現れるので「はい」を選択する。
  7. 項目の中から選択した2項目が削除されたことを確認する。
  8. 左ペインのツリーのカーソルを「ADSIエディタ」に合わせて、再度、メニュー「操作」から「接続」を指定する。「接続の設定」ダイアログが起動したら、接続ポイントの「既知の名前つきコンテキストを選択する」の項目のリストから「構成」を選択してOKボタンを押す。
  9. 左ペインのツリーの1階層目に「構成」という項目が現れるので、その項目を展開する。
  10. 3階層目に「CN=Service」があるので、それを展開するとその中に「CN=Microsoft Exchange 」「CN=Microsoft Exchange Autodiscover」があるので、それを選択しマウス右クリックのメニューから削除を選択する。
  11. 確認のダイアログが現れるので「はい」を選択する。
  12. 項目の中から選択した2項目が削除されたことを確認する。
  13. ADSIエディタを終了させる。

参考資料「【Exchange】Active DirectoryからExchange Server 2010 関連オブジェクトを削除する

これでActive DirectoryからExchange 関連オブジェクトが削除できたはずなので、ここから改めてWindowsServer2008R2のクリーンインストールとExchange2010の新規インストールを行います。

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