Visual Studio Community 2015 Update3のインストール(その1)
はじめに
Visual Studio 2015のRTMが公開されて1年、2016年7月にはUpdate3が公開された。リリースノート
2016年3月のUpdate2まで有料のアドインという形で提供されてきたクロスプラットフォーム開発ツールXamarin for Visual StudioがVS2015 Update2からは内包されるようになった。しかもうれしいことにXamarin Studio for MacがVisualStudioのMSDNライセンスに含まれると言うことでMSDNライセンス保有者はXamarin Studio for Macが利用できるようになった。また、Visual Studio Community 同様に無料で使用できるXamarin Studio Community も提供されている。
といわけで、クロスプラットフォーム開発を検討するため無償版のVisual Studio Community 2015 Update3をインストールする。
インストーラーのダウンロード
インストーラーはWebインストーラーとインストールDVDのISOファイルの2種類が準備されている。インターネットに繋がった環境ではWebインストーラーが便利であるが、インターネットに繋がっていないPCにインストールする場合はあらかじめ、インターネットに繋がっているPCでISOファイルをダウンロードした上でDVDに焼くなり、ISOファイルを仮想ドライブでマウントするなりしてインストールを行う。
Webインストーラーのダウンロード
Visual Studio Communityのページにアクセスする。画面右上にある「Download」をクリックする。画面左にある「Download Community 2015」をクリックすると英語版インストーラーがダウンロードされる。
Visual Studio Downloadsのページが開いたらページ中央付近にあるVisual Studio 201の項目にある「+」をクリックする。
Visual Studio 2015の欄が拡張されるのでその中の「Community 2015」の項目にある「Web installer」のラジオボランを選択する。その横の言語選択のリストボックスから日本語を選択した後、Downloadボタンをクリックする。
「vs_community__xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.exe(xの部分はダウンロードする環境により異なる)」がダウンロードされ、下記の画面が表示される。
Update2までは「vs_community_xx.exe(xx部分には言語略称が入る)」というファイル名でどの言語のインストーラーファイルかすぐにわかったが、Update3のインストーラファイルはどの言語のインストーラファイルも同じ名前でダウンロードされてくるので、複数の言語をダウンロードするときはリネームするなりしてどの言語のインストーラファイルかわかるようにする必要がある。
ダウンロードされた「vs_community__xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.exe」を実行するとインストールが開始される。
ISOファイルのダウンロード
Webインストーラーのダウンロードの手順と同様にVisual Studio DownloadsのページのVisual Studio 201の項目を拡張する。「Community 2015」の項目にある「ISO」のラジオボランを選択する。その横の言語選択のリストボックスから日本語を選択した後、Downloadボタンをクリックする。
「vs2015.3.com_jpn.iso」がダウンロードされる。このISOファイルをDVDメディアに焼いてインストールDVDを作成してDVDドライブから読み込ませるか、「DAEMON Tools」等の仮想ドライブソフトを使ってマウントすると「vs_community.exe」がドライブ内にあるのでこのファイルを実行するとインストールが開始する。
Visual Studio Community 2015のインストール
Visual Studio Community 2015のシステム要件は以下のようになっている。
必要条件 | サポートされているオペレーティング システム |
Visual Studio Community 2015 更新プログラム 3 ハードウェア要件
|
Windows 10 Windows 8.1 Windows 8 Windows 7 SP 1 Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012 Windows Server 2008 R2 SP1 |
しかし、クリーンインストールしたWindows 7 SP 1環境下に直接Visual Studio Community 2015をインストールしようとすると「セットアップパッケージが欠落しているか破損しています」というエラーが表示されてインストールができない。詳しい検証は行っていないが、Visual Studio2010、2012、2013といった過去バージョンがインストールされていると大丈夫なようである。
Webインストーラを実行するか、ISOファイルから作成されたDVDまたはISOファイルをマウントした仮想ドライブの中の「vs_community.exe」を実行すると「Visual Studio」という表記が表れ、インストールか開始される。
「Visual Studio」という表記が消え、セットアップの初期化がはじめる。
セットアップの初期化が終了するとインストールの場所およびインストールの種類を指定する画面が表される。インストールの場所はデフォルトのままでよい。インストールの種類については既定のままではVC#とVBのWeb機能とデスクトップ機能しかインストールされないのでカスタムを選択し、「次へ」をクリックする。
「機能の選択」ウインドウが教示される。
「すべて選択」チェックボックスを2回クリックしてすべての機能を選択し機能の選択に表示されているすべての項目にチェックはついていることを確認した後、「次へ」をクリックする。
選択されている機能が教示されるので「インストール」をクリックする。
ユーザーアカウント制御のダイアログボックスがひょうじされるので「はい」をクリックする。
インストールが開始される。
インストールには30分から数時間かかる。セットアップが終了すると「セットアップが完了しました。」というダイアログボックスが表示されWindowsの再起動を促される。特に問題がなければ、「今すぐ再起動」をクリックしてWindowsを再起動する。
Windowsが再起動した後Visual Studio Community 2015を起動する。
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